おしっこ漏れそう。。。
なんで?
いや、だってそんなに西野監督のことずっと見てきたわけではないけどさ、
やっぱりアトランタオリンピックのブラジル戦の印象がすごく鮮明で。
その当時めちゃ若い監督だった西野さんがまたこのタイミングで表舞台にでるとはってね。。。てか西野さん63歳になってるってのが驚き!40位の時も若く見えたけど、今でも若く見えるwってのは蛇足でさ、時間の流れを感じずにはいられないよね!
当時自分もまだおこちゃまで見ていて、あの時のブラジルを破ったけどグループリーグ突破できなかったっていうダメさに自分もがっかりしたのをはっきり覚えてる。前園選手が3試合目でどんどん追加点とらないといけないところに勝ち越し?同点ゴール?だったけが決まってよろこんでて、解説者がよろこんでないでさっさとゴールからボールとってリスタートしないと!ってハッパかけてた。そうそこでもまだグループリーグの戦い方が未熟だったんだって今思えば、思い出されるわな。
ただそれが時が流れ流れて、20年と言わず、24年も経ってしまった今回のワールドカップで西野さんが監督としてでてくるのも感慨深いっちゃあ深いけどさ。そりゃあテレビのコメンテーターや解説者も元日本代表で埋め尽くされるわっwってのもあるけどさ。今回言いたいのはそんなんじゃないのよ!
決勝トーナメント1回戦ベルギーとの試合であの負け方悔しいし、2点先制した時の興奮はやばかったけどさ、ポーランド戦で最後10分消極的な試合をしてメディアに賛否両論ってのもあったけどさ。
そんなんじゃねえよ、ベルギーに負けた試合後のコメントで
「何か足りないんでしょうね、何が足りないんでしょうね?」
このコメントでやべーの凝縮されてね?
だってマイアミの奇跡の後、1次リーグ突破できなくてボコボコに叩かれたあとずっとJリーグで20年くらい監督してもまれてたんだぜ!西野さん。記憶はあんまりないけどさ、当時なんとなくガンバ大阪で西野さんすげー活躍してんじゃんって思ってたのは覚えてる!これでももう10年近くは前なのか。。ホント時間ってやつは。。
そんで酸いも甘いも嗅ぎ分けて60歳を超えた西野さんが、何が足りないのかわかりません!!って言ったってところの深さ感っていうか、頂きの高さががやばくね。。。
24年という歳月でもまだ遠かったんだって、手に届かない。確かに24年前はあることがわかっていてもまったく触れることができないレベルではあったよ。今回確かに触れることは出来たのがすげー進歩なわけだけど。でもさ、指先がかすったかもしんないけど、指は引っかかりもしないし、ましては握って勝負するってのには程遠い!!24年という時間を使ってもーーーー!!!!!!
帰国後の会見の時にそのことで日本サッカーに何が足りないのかを質問されて西野さんが答えたこと、海外と日本のリーグ、代表強化との日程を調整していかないといけないことにも触れていて、1つ必ず解決していかんといけんことではあるけど、大事なとこはさ、ようは以下の部分だったわけ
「何が足りなかったかというのは日本のサッカーにという意味より自分自身へ対しての自問自答だった。あの30分間(3点を取られて逆転負け)何をしたらよいのか、ゲームプランとしてまったく想定できていなかった。今の自分たちなら3点目が取れる、そういう自身もあるなかで攻めていって、30分でそういうことが起きた時、自分がどう対処するべきか、できていたのか今考えてみても、あの時、リアルタイムの時間が動く状況なかでは、どのように対処できたのだろうと思うと、今でもわからない」
つまり西野さんの経験値を持ってしても、あの状況に対して30分程度で起こるスピードについていけなかったとおっしゃっているわけです。後から分析すりゃーこうだったという評論や反省はできても、まさにその30分間のリアルな現場に立たされた時に対処するすべを自分の実力ではイメージできなかったとおっしゃっている。きっとですけどね。西野さんをしてそんなこと言われたら、もうしょんべんちびるしかないよw
ワールドカップでの1試合、1ゴール、1プレーの重みがこういうものかというのもおっしゃっていたことですが、自分の経験してきたものの引き出しのなかではそこんところの質が違っていたと。。。うーん、やっぱこれやばくない??
10年って自分が経験してきても、自分自身を全然想像もしていなかったところに連れていってくれるだけの時間があって。そのなかで目的もって継続的に努力したことは計り知れない結果として10年後にはリターンしてくるわけだけど。
それをなみなみならぬ思いで、地面に叩きつけられるような思いもしながら25年近くやってきた人がこの状況は自分のレベルを超えていたって言われちゃったらさっ!あひゃーって、ひっくり返っちゃうでしょ。
だからすげーね。。。やっぱり日韓大会から50年後なんだね。もっかい25年をやらんくらいでないとそこの土俵に乗っかんないわけだ。。。川淵さんもくれぐれも晩節は汚して欲しくないけど。すげーこと言うね。そんな時間軸が少しでも見えるなんてね。おれおっさんは嫌いだけどさ、そこまでの時間軸で考えれるなんてやっぱ年の功もたまにはすげーって思うね。自分たちの世代でやりきってもまだまだだから、次の世代にやり切らせて、そのさらにもう一個あとの世代でやっと勝負かなってな。25年なんて人がピークで働ける時間そのものっすよ。経験が無さ過ぎて失敗ばかり、年が行って現場でやるには体力と瞬発的な判断力が衰えないちょうど間の期間。を惜しげもなく2世!使うってことね。
で、まあ正に今回期間短いながらに現役(25年としましょう)監督時代の全部をぶつけてみて出てきた言葉があれだったわけで。マイアミの奇跡からの25年一本使ってやっとここっていうね!ひー!!
グループリーグ最終戦のポーランド戦での消極的なボール回しがどうのとい話はあるかもしれないけど。結果ベルギーとの30分間を引っ張り出したことが今回の最大の成果だったんだと思う。今までのベスト16一回戦はなんかあとちょっとだったね。頑張ったけど惜しかったね。良くやった!みたいな感傷で片付けられてたような感があったけど、今回はいやいや、おめーらまだ足りてねーんだわもっと上に行きたいならね。ってのをバシッと叩きつけられた感があるので、だからどこまで行かないといけないってのがよりはっきりしのかも、と。
西野監督も現役監督人生を終えて60歳過ぎてバックオフィスのポジションに移った後での急な現場復帰で大変だったと思います。本当にお疲れ様でした。アトランタの時の勇姿以来の勇姿を見れた気がして、また25年を経った男の哀愁、感慨深いwおれもこんな哀愁のある男になりてー!!(ちなみにスペインのイエロ監督を見て似たような感傷に浸ってるのはおれだけ?w)んで会見でもおっしゃっていたとおり、今よりさらに下の世代が本当にすごくて期待できるんだと。これからも日本のサッカーの底上げを後ろからサポートしてくれること間違いない人ですよね!
ただ自分の勝手な妄想としては世界レベルで戦ったことのある代表選手が名監督になったり、日本人監督がヨーロッパチャンピョンズリーグのクラブチームを率いて戦うとか、ワールドカップで別の国の監督としてチームを率いるなんてくらいの人材の分厚さが出てきたら、きっとそこに手が届き始めるのかもね!って思います。
ながくなりましたー、読んでくれた方は、おつきあい下さいありがとうございますm(_ _)m